フェラーリ512TR 走行不能 デファレンシャルトラブル②

前回からの続きです

発見したものは…

折れたボルト

しかも、こんな所

デフとリングギヤを固定するボルト12本

全て折れてました。

こんなことが起こる、不思議の車F

早速部品のオーダーです

今回の作業で、本国オーダーのパーツを待つ間に、

タイミングベルトの交換も作業させていただきました。

エンジンを降ろすときは必ず行ったほうが安心ですね。

トラブルが起きた時は致命的なので、

保険みたいなものですかね…

交換終了!!

エンジン・ミッションを分解します。

エンジン上部

エンジンオイルタンクとミッション、デフケース

V12気筒のパワーを、この細いシャフトで伝達すると考えると

やっぱり…

デフ(純正LSD)が届きました。

値段を聞いて(゜д゜)!

ちなみに、AE86のTRDのLSDなら20個位買えちゃう勢い^^;

これが車両についていたデフ

リングギヤとの当たり面が削れてます。

取り付け時のガタが心配なので交換。

リングギヤの方は、少し削れてますが

許容範囲内と判断し再使用。

リングギヤ交換の場合、リングギヤ、同時交換のピニオンギヤ

ともに世界欠品だそうです。

ですが、持ってる業者さん発見しました。

あるところには、あるんですね(^O^)

サイドベアリングを組み付けていきます。

リングギヤは緩み止をタップリ塗って

しっかりと規定トルクで締め付けていきます。

ミッションケース左右側のデフサイドフランジ

今回のトラブルでは無傷でしたが、

このパーツも入手困難で、価格もビックリ価格だそうです。

左側のサイドフランジには、ベアリングアウターレースの奥に

調整用のシムが入っていて最初の組付けは

もともと入っていたシムと同サイズで様子を見ます。

右側のサイドフランジは、ミッションケースとの取付部のワッシャーが

調整用のシムになっており、この2つのシムでデフを左右にずらし、

ピニオンとリングギヤ歯当たり、バックラッシュを調整していきます。

(これだけが全てではないですが…)

光明丹というものを塗り、歯当たりを見ます。

バックラッシュも測定しながら

右サイドフランジの取付状態

大きいのが、ミッションケースとの間に入るシム

小さいのが、アウターレースとの間に入るシム

何度も組んでは分解、調整を繰り返し

こんな感じの歯当たりになりました。

最後は純正のシムの厚さではサイズがなく、

加工屋さんで0.05㎜削ってもらいフィニッシュとしました。

後は組み付けです。

しっかりと組み付けてはいますが、

走行するまでは不安が残ります。

(自分の通勤快速のデフは感覚で組み上げますが…)

さすがF、整備性がいいです。

組み上げもスムーズに進みます。

ラストスパート

組みあがりました。

後は、フードを取付、仕上げます。

高速、一般道とロング試運転をさせて頂きました。

快調に走行できます。

今回自分自身、Fという車の新しい発見がいくつも有り

とても勉強になりました。

Y様

メカニックのご提案にご理解いただき

誠にありがとうございます。

これからも、安心してお車をお乗りいただけるよう

心を込めてメンテナンスさせていただきますので

これからも宜しくお願い致します。

メカニック一同

No Comments Yet.

Leave a comment

You must be Logged in to post a comment.